【翠の集いDVD】新井信介講演会(2014年8月24日)

2014年8月24日に京都で開催した『翠の集い』を収録したものです。

テーマ:「一人ひとりが主役の世界をどう作るか?」〜「ホーリー・ナビゲーション」

いま、世界では、様々な問題が起きています。しかし、私たちにはそれと同時に、より重要な「心の問題」があります。

世界には、70億の人たちが暮らしていますが、この時代をどう生きるかは、すべて個人に委ねられています。

その判断には、個人の世界観や幸福感などは影響します。しかし、その時々の考え方や意識に影響する情報がどのようなものなのか?は重要です。

ひょっとしたら、私たちは、知らない間に自分の幸福とは関係のない世界に誘い込まれているかもしれません。

私たちの存在そのものには、常に、「3つのコスモス」がついて回ります。

私たち日本人は、この3つのコスモスを上手に溶け合わせることで暮らしていた時代がありました。

それは、倭国が誕生するよりもずっと前のことです。

そこでは、個々のイノチを響き合わせるように生きていました。

私たちは、いま、70億人が暮らす地球に生を受けたわけですが、それは私たちの意志と行動が70億分の1ということではなく、

私たちの意志と行動が人類・地球の未来そのものであるということを、皆さんとしっしょに考えていきます。

レジメ:

1) 70億人が暮らす地球。 個と全体。

  個人・・・人間、生物界(生命の流れ)。人間界。

2)万物の霊長。 人間だけが持つ能力。 想像と創造。 想像なくして創造なし。

   情報交流、情報の共有。 共同作業(システム) 

→ なぜ、共同幻想〔自己家畜化・社蓄〕  

   直感(FEEL)と 思考(THINK)・・・ 意識、概念、観念 

 音・響き  と  文字  

  実態から離れるのは? 実態を色濃くしていくのは?

3)サインとシンボル   →  文字の発生。 制度化。 既得権  世襲化。

   アニミズム「自然崇拝」・祖先崇拝  → 「多神教」 → 「一神教」

◎ 表現に、 アート(内発性) と デザイン(合目的性)  

4)感動はどこから。「恐怖と欠乏」 「歓喜と充足」

 離れることと、繋がること。全面融合。

自然に向き合ったときの文明の二つの形。

 シュメール型(切り取り)       縄文型(一体化、花を増やす)

5)人間社会 の組織化。  神〔超越者〕との向き合い方。

  YHWH   か   MITRA

6)三つのコスモス   大宇宙  小宇宙  精神宇宙

   何が、一番ゆるぎないか?

   通貨は、どこから、来るか?    人間社会のみのもの。

7)  コスモロジー   :   宇宙  > 地球  > 生命界  > 人間界

   観念世界と、現実世界。  

   国家(統治体)        生命体(肉体・食物連鎖)    経済体

経済システム :  マネーを中心に見たとき、   コンパスと定規  

<自己の空間つくり>。

   壊れない。  社会性  自律 と 自立

   異次元からの力(魔法?)

      紫と赤、   太陽  月  星(北極星とシリウス、オリオン、プレアデス)。

8) 地上の「穴」、経絡。  ボルテックス(渦) ポータル(入り口)。

安徽省黄山  五岳。    

山西省五台県の五台山(世界遺産) - 文殊菩薩の霊場
四川省峨眉山市の峨眉山(世界遺産) - 普賢菩薩の霊場
安徽省青陽県の九華山 - 地蔵菩薩の霊場
浙江省舟山市の普陀山 - 観音菩薩の霊場
九華山は、地蔵という実在の僧がいて、この山で入定し、その人間が菩薩の化身だったことかが信仰の起源。普陀山は、観音になる、修行成佛地と位置づけられた。仏教も道教も観音を神と認めている。

9)観音の語源  響き。 音を見る。

10)自己実現へ  仙人 

李鉄拐(りてっかい)または鉄拐李、 漢鍾離(かんしょうり)または鍾離権(しょうりけん)、呂洞賓(りょどうひん)

藍采和(らんさいか)、韓湘子(かんしょうし)、何仙姑(かせんこ)、張果老(ちょうかろう)、曹国舅(そうこっきゅう) 

曹国舅(そう こっきゅう):

北宋の仁宗の后(曹皇后)の弟。国舅(天子の外戚の呼称)と呼ばれる。「神仙通鑑」によると、 彼は弟の曹景植が姉の権力を笠に着て悪事を働くのを見かねて、山中に隠遁し修行をし始めた。それを見た呂洞賓と漢鍾離がやってきて、「何の修行をしているのか」と訊かれ、道の修行だと言った。「では、その道はどこにあるのか」と笑いながら訊かれると、黙って天を指した。「その天はどこにあるのか」と畳み掛けられると、自分の心を指した。すると、二人は大いに笑って、「心はすなわち天、天はすなわち道である。お前は既に道が何であるかを知っている」と言い、彼に還真の秘旨を授け、神仙の仲間に加えたという。
  • 6,000円(内税)